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まだ昇進で消耗してるの?課長になる事が本当に幸せなのか

tuku / Pixabay

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昇進おめでとう! いや昇進して消耗してるの?

 

4月になると、異動、辞令がでる季節ですが、

中には昇進する人もいるかと思います。

一般的には昇進となると本人も嬉しいですし、家族全員おめでとう!と祝福したものです。

入社時には、早く昇進して、給料が上がって、家と車を買いたい

なんて欲望があった人も多いかと思います。

 

昇進して給料が上がって幸福度が上がればそれに越したことはないのですが、

昇進してから現状より不幸になる人が増えているのを知ってましたか?

 

アベノミクス・生活が楽になったと感じている人は、ほぼいない

ニュースを見ると株価上昇、賃金上昇なんて景気の良い話を目にしますが

実際に景気が良くなったと感じていますでしょうか?

 

潤っているのは官僚と、一部上場大企業のごくごく一部の人だけでしょう。

 

多くの人が感じていると思いますが日本は不景気です。

福利厚生のカット、交際費などの経費のカット、社宅廃止、残業削減と言う名の残業代カット、挙げ句の果てに

リストラという名の社員カット。

 

会社の罠にまんまとはまっていませんか?

企業は余裕がありません。

あらゆる方法で賃金を減らし、会社の利益を確保しようとしています。

 

例えば、残業が多い会社では残業代がかさみます。

以前であれば、サービス残業で無償で社員を働かせる企業もありましたが

最近では電通社員の過労死問題もあり、世間的には残業削減はもちろん、未払い残業代に対し厳しく批判される世の中になっています。

 

そこで企業は新たな手段として、課長職などの管理職に昇進させ、残業代を払わない方法を取っています。

 

過去に問題になりましたがマクドナルドでは課長職に昇進させることにより、残業代を削減しました。

課長は月報制度なので、いくら残業しても給与は変わりません。

なので時給換算すると、下手するとアルバイトより安い時給で働いている人が多かったのです。

 

今の課長は、昔と違って会社に行ってお茶を飲みながら新聞を読んでいればいい

なんてわけがないのです。

 

プレイングマネージャーと言われるように、社員の管理をしつつ、自分自身がプレーヤーとして平社員と同じ仕事をしないといけないのです。

しかも残業はつきません。

平社員は残業代が付きますので、課長と平社員の給与が逆転してしまうおかしな現象ができているのです。

 

それでも課長昇進となれば、世間体を考えると悪い気持ちはしないですし

40歳過ぎても平社員なんて、あまり周りには言いたくないですよね。

 

そうです、企業はその自尊心を絶妙にくすぐるような昇進を利用して

巧妙に賃金減らしをしているのです。

 

潰れない会社はない

一流企業にはいれば潰れずに一生安泰なんて世界はもうすでに終了しました。

運よく会社が潰れなくても、潰れる前にリストラされたり、うつ病などで会社に人生潰されることは

日常茶飯事です。

 

笑い話で有名な話ですが、転職時の面接で

 

面接官「あなたは何ができますか?」

志望者「はい、課長ができます」

面接官「・・・・(不採用)」

 

なんて回答する人が未だ多いのです。

 

企業は即戦力を求めています。

営業のプロ、経営のプロ、経理のプロ、技術のプロ

ゼネラリストではなく、スペシャリストを求めているのです。

 

今の会社が潰れた時、今の会社でリストラにあった時、あなたは転職する自信がありますか?

転職に有利なスキルを持ってますか?

自分は***のプロと言えますか?

 

そうです、今は何があっても食べていけるように

自分自身売りのスキルがないといけない厳しい世の中になりました。

 

私は、外資系の人たちとよく一緒に仕事をする機会があるのですが、

顧客訪問時の製品紹介を部長がしています。

日本の会社でしたら、部長は挨拶だけして、製品紹介は部下に任せるところですが、

外資系はいつまでたっても現場力が必要とされるののだと驚いたものでした。

 

管理をしつつ、現場の仕事をするなんて一見大変なような気がしますが、

会社破綻時や、リストラ時を考えると、常に現場の仕事スキルを持っているのは

有利になると思います。

 

長い間管理しかしていなくて、いざ転職時に現場の仕事に戻ろうとすると

思い出すのに大変ですし、思い出したとしても時代遅れすぎるスキルで

今の仕事に活かせない危険性すらあるのです。

 

世間体より自分の信念

昔、40代になっても技術職の仕事をしていて、管理職のオファーがあっても頑なに断り

担当業務の仕事をしている人がいました。

当時私は早く出世したかったので「なんでチャンスなのに断っちゃうのですか?」

と聞きました。

 

すると

「以前マネージャに昇格したことがあったけど、つまらなかったんだよね。だから好きな仕事をしようと思って」

と言いました。

 

当時は私は好きなことを犠牲にしてまでも、昇進、および、年収をあげて家族を楽にさせたかったので

理解ができませんでしたが、自分も40代になりその方の言葉の意味がよくわかってきました。

 

好きな事を仕事にする

よく言われている言葉ですが、我慢して仕事するのも美徳な時代がありましたが、

結局ストレスでうつ病になったり、過労死してしまうなど最悪な結果になる恐れがあります。

 

好きなことは時間を忘れて没頭してしまいますし、時間をかけたぶんスキルアップするので

自分の成長を感じ、さらに楽しく感じるのです。

 

作業時間が多くて有名な業界は、アニメ制作、ゲーム制作です。

しかし作業している人たちは心の底からアニメ、ゲーム好きなので

どんなに夜中まで仕事しても辛くない人もいるようです。

 

世間体ではその会社がブラック企業と言われていても

本人は意外とそう思っていなく、充実していると感じている人もいるのです。

 

どうせ生きるなら楽しい方が良くないですか?

生きるのに最低限必要なお金があれば、自由にいきたくないですか?

 

昇格して給与が上がるけど、毎朝起きた瞬間から憂鬱で、えづきながら出社するのと

平社員で給与は低いけど、毎日仕事が楽しく、夜になっても、まだ帰りたくなく仕事をしたい毎日

あなたはどちらを選びますか?

 

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この記事を書いた人

40後半のサラリーマンです。
ソフトウェアエンジニアの仕事で100時間続きで倒れて入院。
知人に「残業時間が無い」と誘われ転職したが、まさかの激務で2度目の入院。
健康と自由な時間に憧れ、独立を目指してます。

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