私の会社では課長、部長が辞めている
私は専門商社勤務の営業マン課長です。
現在私の会社で起きている問題は、課長、部長が次々に辞めているのです。
リストラや、早期退職もないのに辞めています。
理由はなぜでしょうか?私や、辞めた方についてヒアリングしてみました。
私は断りきれずに課長になった
私は40代で課長になりました。なんだ自慢かよと思った方がいるかと思いますが、自慢でもなんでもなく、
私自身は課長なんかにもなりたくないし、今すぐにでも課長を辞めたいくらいです。
簡単に私の経歴をお伝えさせていただきたいのですが、私は理系大学で情報工学を学んだ後、
IT起業に就職し10年以上設計(プログラミング)してきた生粋のエンジニアです(でした)。
その後、訳あって専門商社のエンジニアとして転職しました。その後、今の会社で技術を生かした仕事をしていたのですが、
2年前くらいから課長になってしまいました。しかも営業の。。。
もちろん私は断りました。理由としては営業なんかしたことないですし、自分を生かすにはエンジニアの仕事をした方が
会社貢献できるのではないかと。
もう一つの理由は下記となります。
歪んだ制度・平社員も課長も部長もみな同じ給料
そんな事いったって、課長になって給料があがったからいいんじゃない?
と、周りからは見られますが、はい、給料はあがっていません。
うちの会社は、課長や部長といった役職で給料が決まるのではなく、職位グレードといったもので給料が決まります。
G1(20万)、G2(22万)、G3(25万)、G4(30万)といった職位グレードがあり、これにより基本給が決まります。
なので、役職をあげるのではなく、職位グレードが上がらないと給料があがらない仕組みです。
昔なら昇格と同時に職位グレードが上がる仕組みだったのですが、現在はとりあえず役職(課長、部長)を上げておいて
あとから職位グレードを上げるシステムになっています。
課長のメリットってなんなのよ?
無いです。敷いてあげるなら、名刺に課長と記入されるだけです。
飲み会では課長なので多く払わなければならない。
上層部からの厳しいノルマが課せられる。課長といっても今は管理だけでなく、プレイングマネージャと言って
自分の担当業務をこなしつつ、部下のフォローも行う必要があるので、忙しい、休めない。
ボーナスは成果評価で決まるので、課長としての高い目標を設定しないといけないです。
一方担当は低い目標で良いので達成しやすい。
そこで起きるのがボーナスの逆転現象です。同じ職責グレードの平に課長が負けてしまうというありさまです。
だから課長、部長が辞めていく
メリットが無いのに、責任、負荷だけが増えていく。
それでは何のために課長、部長になったかわからないですよね。
基本給が課長、部長、平ぜーいん同じ。しかもボーナスは平が一番良いならみんな平になりたいですよね。
次回は、課長、部長が辞めた後の話についてお話ししたいと思います。
コメント