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いばる上司はいずれ終わる。過労死、うつ病もいずれ終わる日。

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電通社員の過労死、無くならないブラック企業、増え続けるうつ病患者

 

生きていくにはお金が必要です。

その最低限のお金を稼ぎたいだけなのに、なぜ死ぬまで働かなければならないのだろう。

まだ死んでないけどなぜ病気になるまで働かなければならないのだろう。

 

残業時間が過労死の直接原因ではないのでは?

 

過労死ラインは残業80時間と言われています。

その為、「ノー残業デー」などを設け、残業時間を減らそうとする企業が増えているのが現状です。

都庁でも午後8時に残業をやめ退庁する動きが出ています。

 

働き方が大きく変わろうとしているが、現状過労死は無くならず、うつ病患者は増え続けるのは異常事態だと思います。

 

ソフトウェア開発の仕事は残業80時間オーバー

私の前職は、ソフトウェア開発の仕事をしてました。

開発職は3Kと言われる通り、残業時間がとても多い仕事でした。

過労死ラインの80時間を切る月は無く、その倍の160時間残業が毎月続く環境で仕事をしていました。

 

さぞかし たくさんの過労死者が出たのではと思いますが、

少なくとも私の周りで過労死した人はいませんでした。

 

過労死の原因が残業時間なら、ソフト開発や、徹夜当たり前のテレビ局のAD、漫画家のアシスタントが

過労死のニュースになってもいいと思うのですが、それがないというのは必ずしも残業時間だけが過労死を引き起こす理由でないと思います。

 

 

本当の原因は上司にある。

「あー、会社に行きたくないな」と出勤時に嫌になることはありませんか?

それって、残業時間が長いから行きたくないのですか?

もしかして、上司が威圧的だったり、同じ部屋にいるだけで息がつまるような圧があるからじゃないですか?

 

5年間で5人うつ病、そのうち3人を退職させた部長

私が働いていた会社で、たったの5年間で5人もうつ病に追いやった部長がいました。

部内社員の残業時間は40時間以内の人が多いです。というか40時間は絶対超えさせないようにします。

 

1に威圧、2に威圧、34がなくて5に威圧

部長は朝から機嫌が悪く、「おはようございます」とあいさつしても無視されます。

 

部長のモットーは公開処刑です。

別に怒らなくてもいいような小さなことでも、社内全員の目の前で大声で怒ります。

部長曰く、部下をコントロールする手段と考えているようです。

 

部下は業務報告するために部長の元に行くわけですが、

 

 

 

何かと粗探しをして大声で叱るものですから、部下は手が震えるくらい怯えています。

 

この職場では、残業時間が短いにもかかわらず、多くの社員がうつ病になってしまいました。

原因は部長のパワハラだったと思います。

この環境でさらに残業時間が80時間を超えるような状況になれば、

電通のように過労死につながる危険性があると思います。

 

この職場も電通と同じ体育会系の会社です。

上司、先輩の命令は絶対。飲み会は用事があっても欠席は許されず、

途中で帰ることはできません。

 

部下は業務時間はもちろん、業務時間外もストレスを抱え続ける状況です。

 

いばる上司はいずれ終わる

外資系の社長鳥居さんが書いた本ですが、いばる上司はいずれ終わると名言しています。

 

上司の仕事は部下にとって働きやすい環境を作ることです。

そうすれば部下は安心して自分の仕事に全力投球できるようになります。

部下に「この会社で仕事ができてよかった」「この上司のために頑張ろう」と感じてもらえるようになれば、その会社、あるいは部署の業績は伸びて行くはずです。

 

確かに著者の言う通り、いやな上司のために頑張る社員はいません。

むしろ頑張ってしまうと部の業績がアップしてしまうので、あえて頑張らない社員が増えても不思議ではないのです。

 

成果の上がらない部下もいるでしょう。そんな時に間違っても頭ごなしに叱り飛ばしてはいけません。

信頼関係が壊れるだけでなく、やる気を失って仕事に対する意欲がさらに落ちてしまう可能性もあります。

 

私の会社では、部長が頭ごなしに怒るため、部下はある日完全に萎縮してしまいました。

とてもできる社員だったのにパフォーマンスの5割も発揮できない状況に陥ってしまいました。

顧客に対し、トラブルを抱えており、早めに上司に相談し火を消しておけばよかったのですが、

威圧的な部長にどう報告して良いか悩んでいる時間に、大きなトラブルに発展し、

結局は大きな損失を出してしまいました。

 

また、鳥居さんは部下に声をかける上で下記を意識しています。

笑顔で対話する。

身近な話題で声をかける。

立ち止まり、部下の話に関心を示す。

会話の内容を記憶に留めるよう心がける。

相手を名前で呼ぶ。

最後に「ありがとう」と言う。

 

外資系は業績結果にこだわり、それを達成するために上司がかなり厳しいイメージがありますが

鳥居さんの会社は逆のアプローチをしています。

部下に厳しくし、尻を叩いて業績を上げるのではなく、部下を気遣い、部下がのびのびと仕事ができる環境を与え、その結果業績が上がる方法を選んでいるのです。

 

本を読んだ私も、鳥居さんの下で働いてみたいと思いました。

人間、金だけで動くものでないと思います。

「あの人のために頑張りたい」と思えば、100%以上の仕事をするのではと思いました。

 

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この記事を書いた人

40後半のサラリーマンです。
ソフトウェアエンジニアの仕事で100時間続きで倒れて入院。
知人に「残業時間が無い」と誘われ転職したが、まさかの激務で2度目の入院。
健康と自由な時間に憧れ、独立を目指してます。

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