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振り返れば本音で生きる事が出来なかった3つの理由

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本音で生きたかった。

もし今、私が死ぬ前に言うだろう一言は「本音で生きたかった」だろう。

小さい頃から周りの目を気にする少年。

言いたい事があっても親の顔色を伺い、その場にふさわしいだろう意見しか言わなかった。

 

そんな少年も社会人になる。

部下に対しては、単刀直入にダメ出しができない。

上司に対しては、反論があってもオブラートに包んだような

反対意見を言うから響かない。

 

そう、私の事です。

 

坂上忍や、芸人の小藪、ホリエモンこと堀江貴文の歯に衣着せぬ発言を聞くと、気持ち良い反面、どこか羨ましい気持ちを感じるのは私だけでしょうか?

 

本音で生きると楽なのかな?

毒舌キャラって端から見ると、とても楽しいですよね。

テレビをつけると、いつも坂上忍が出演しているのは

毒舌キャラが支持されている証拠だと思います。

 

本音が言えない私からすると、坂上忍や、ホリエモンのように

言いたいこと言えるとさぞかし毎日が楽しいんだろうなぁと思います。

 

これほど本音で生きる事に憧れているくせに、なぜ本音で生きる事が出来なかったか振り返ってみたところ、3つの理由が思い浮かびました。

 

相手を傷つけたくない

私はガラスのハートのように、傷つきやすい性格です。

相手が決して悪気がない発言でも、私が悪かったのではと傷ついてしまいます。

それは職場でもそうなのですが、私はとあるメーカーの商品の技術サポートを行う仕事をしているのですが、私が扱う製品に対して、お客様が

「製品の品質が悪い」と言われると、私のサポートが悪かったのではと思い責任を感じてしまうのです。

お客様の意見を、メーカーに伝え、品質改善する必要があるのですが、

それを伝える際にも心の中では「こんな私が言うのも申し訳ない」と感じつつ、メーカーにクレームを言っているのです。

しかもものすごいストレスを感じながら。

 

嫌われたくない

私には部下がいます。はっきり言って出来が悪いです。

それなのに本人は自分が出来ると思っているから厄介なのです。

 

部下は、毎日の様にケアレスミスをします。

ミスが多発しますので、私は部下の作業を注意深くチェックします。

例えば商品をお客様に見積もり回答する際には、部下が見積もりを作成し、私がその価格に対して承認する作業があります。

 

ところが、部下は計算ミスは当たり前、下手すると赤字転落の見積もりをすることが多いのです。

 

上司に対して承認依頼を行う際には、本人が2重、3重に十分チェックして、最後は上司がハンコを押すだけの状態で持ってくるのが普通だと思います。

 

私の部下は見積もり承認の際には7割くらいはミスがあります。

なめているのか?私を試しているのか?

とも思いました。

 

いつもミスを犯すので、部下と同じくらいの作業時間をかけていたと思います。

それならば私がやったほうが早いのではとも思いました。

 

でも、厳しく叱れなかったのです。

「ばかやろー」と大声出して叱れれば簡単でしょうが、

今の若者はそんな言葉は響かないだけでなく、簡単に会社を辞めるのは当たり前どころか、下手をすればパワハラで訴えられます。

 

そうです。私は上司にもかかわらず部下が強かったのかもしれません。

自信がない

「こんな会社、やってらんねー。辞めてやる!」

と言えたらどんなに楽なのでしょう。

会社員をやっていると、理不尽なノルマを突きつけられます。

どう考えても達成不可能なノルマ。

 

達成しないと、仕事の姿勢だけでは収まらず、人格否定までされてしまいます。

奇跡的に達成したとしても、次のノルマはストレッチ目標と前向きな言葉ですが、

ようは上乗せしただけ。

死ぬもの狂いでゴールしたノルマなのに、ゴールした瞬間にゴールがさらに遠くに設定されてしまいます。

 

このままでは人格崩壊、生命の危機すら感じているにもかかわらず

「辞めてやるよ!」と言えない私です。

ブラック企業が潰れずに、暴利を貪り続けているのは、理不尽な対応に正直に「辞めてやる」という決断が

できない日本人がいかに多いかということではないでしょうか。

 

ホリエモンの本で、心を救われた一文を紹介します。

 

「本音を言うと人間関係が悪くなって、職場にいられなくなってしまう」

そんな思い込みをしている人は、山ほどいる。

そんなわけはない。今の日本に、本音を言ったくらいで解雇されるような会社はどこにも存在しない。

同僚に陰口を叩かれるというのなら、相手に面と向かって「陰口を言わないでください」ときちんと言えば良いだけの話だ。

それであなたにどんな実害があるのだろう?

 

言いたいことを言うと「職場で浮いてしまう」と言う人もいる。それの何が問題だというのだろう。

職場の仲間として認めてもらって場に馴染もうが、職場で浮いていようが、仕事には何の関係もない。

 

上司の言うことが理不尽だと言うのなら、何が理不尽なのかをきちんと指摘する。

上司に何か言われると萎縮してしまう人もいるが、実は言い返されると面倒くさいのは上司の側だ。

さらに上の上司にマネジメント能力に問題があると思われたり、部下からの信望がないことを知られたくないからだ。

昨今は、ソーシャルメディアで何か言われたら自分が危ういという計算もあるだろう。

 

だから上司に言いたいことがあるのなら、どんどん言えばいい。

世間体を機にする上司なら、部下からの突き上げを喰らわないように優しくなるかもしれない。

経営者からすれば面倒くさいことだが、言いたいことを言った従業員をクビにするようなことは、日本の会社では非常に難しいのだ。

 

確かに言うとおりだと思います。

会社では死ぬほど辛いことがあるかと思いますが、そこで死んでしまうのはもったいない。

会社をクビになり、お金がなくなって食うに困って死んでしまうことなんてこの日本ではありえない。

 

上司に言いたいこと言ってもクビにならないし、万が一クビになったとしても、コンビニは、日雇い労働がある。

もし病気で働けなくなったなら生活保護がある日本で、どうして死ぬ事ができるのだろうか。

 

そう考えたら、気持ちも楽になり、明日は、上司、部下に対して言いたいこと言って、本音で生きよう!

と思う。

 

人間凝り固まった思想はなかなか変えることは難しいのかもしれませんが、

この先自分が幸せになるためにと思い、少しずつでも考え方を変えて、本音で生き、楽しい瞬間を1秒でも長くしていきたいと思いました。

 

 

 

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この記事を書いた人

40後半のサラリーマンです。
ソフトウェアエンジニアの仕事で100時間続きで倒れて入院。
知人に「残業時間が無い」と誘われ転職したが、まさかの激務で2度目の入院。
健康と自由な時間に憧れ、独立を目指してます。

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