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営業からマッサージ屋に転職したおやっさんの話

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スーパーマーケットの一角のマッサージ屋

私は肩こりがひどく、よくマッサージに行きます。

気持ちはいいものの、お金がかかるのでめったには行けないですが、

先日給料が出たので自分にご褒美として近所のスーパーに入っているマッサージ屋に行きました。

そこは50代くらいのおじさん一人で経営しているマッサージ屋でした。

1時間6000円と高くも安くもない普通の料金です。

 

なぜ独立したのか

いつもなら黙って揉まれる私ですが、最近今の仕事のままで良いのか悩んでいる私は

人の人生についてとても興味があり、今の生き様を聞いてみたくなりました。

私「マッサージの仕事は長いのですか?」

おじさん「そうですねぇ、14年くらいになりますねぇ」

私「その前はどんなお仕事されていたんですか?

おじさん「サラリーマンで営業をしていました。サラリーマンは私に向いていないので独立しようと思いました」

おじさん「その時は、子供も生まれたばかりだったので、いきなり開業は厳しいので、サラリーマンしながら休みの日に他のマッサージ屋で

やとわれで修行してましたわぁおじさん「その後ねぇ。独立しましたがなんとか食えてる状況ですわぁ」

私「すごいですね。サラリーマンしながら、次の夢に向かってマッサージの仕事を兼業していたなんて」

私「最近マッサージ屋さんが増えてきましたねぇ」

おじさん「そうですねぇ、ほんと増えてきましたね。外人さんがマッサージしているところがかなり増えてきましたねぇ(多分中国系と思います)」

私「安いところも増えてきましたね、1時間3000円とか。そんなところが出てきたら困っちゃいますよねぇ?」

おじさん「今の所はお客さんにも来てもらってますし、食うに困らないですよ。不安なのはライバルではなくて今後ロボットが出てきたら失業ですわぁ(笑)」

 

なぜマッサージ屋になったか

私「なんでマッサージ屋さんになったんですか?肩こりがひどかったのですか?

おじさん「いえいえ、私は肩こりはないのですが、昔から人に喜ばれる仕事がいいなぁと思いこの仕事を選びましたわぁ」

今は幸せか

私「今の仕事はやりがいがあっていいですねぇ。」

おじさん「ほんと恵まれてますわぁ。だって、仕事やってて人にありがとうとか言われる事ってないでしょ?」

おじさん「私、サラリーマン時代にそんな事言われた記憶がないですわぁ」

おじさん「それに比べて今は、お客さんの笑顔、ありがとうの言葉がほんと幸せですわぁ」

 

まとめ

おじさんは確実に今幸せだと思います。普通だったら家族の事を考えて、嫌々でもサラリーマンを続ける人が多いかと思いますが、

自分のやりたい事に向かって努力をし、最終的には自分の手一つで家族を食べさせる事を実現したのです。

仕事をやっていたら副業の時間がなかなか取れない。起業するなら一度やめてから本格的に取り組むべきだ

と思っていた自分に突き刺さるような会話でした。

私もおじさんに負けずに、努力していきたいと思います。

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この記事を書いた人

40後半のサラリーマンです。
ソフトウェアエンジニアの仕事で100時間続きで倒れて入院。
知人に「残業時間が無い」と誘われ転職したが、まさかの激務で2度目の入院。
健康と自由な時間に憧れ、独立を目指してます。

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